【デフレファイター】

2006年1月期の
"core consumer price index(消費者物価指数)"が
前年比プラス0.5%と高い伸びを示したことをうけ、
日銀は来週中にも
"ultra-loose monetary policy(量的緩和政策)"に
終止符を打つ構えです。

この量的緩和政策は世界にも例を見ない、
まさに"unorthodox(異例の)"金融政策でした。

一部エコノミストたちの間では
「まだ時期尚早、四月まで待て」との声がありますが、
日銀の解除姿勢を支持する声も増えてきています。

というのも、銀座や六本木のみならず、
巣鴨などでも土地の価格が異常に高騰してきているからです。

現象の一部だけを取り出して
やれ「バブル再来だ」、
やれ「インフレの危機云々」と言いたくはないですが、
過剰供給を放置することは非常に危うい感があります。

かつての三重野総裁世代の日銀マンたちは、
インフレとの戦いの中でキャリアを培いました。

しかし、今の日銀マンたちは、
インフレのみならずデフレを味わうこともできました。
これは日銀にとってかけがえのない財産だと思います。

福井総裁だったか誰だか忘れましたが、
「今回の量的緩和政策は
 金融政策テキストの軽く一章分には値する」
などと言っていたと思いますが、
まさにその通りでしょう。

たとえば、数多ある世界の中央銀行の中で、
インフレターゲットを経験したことがあるのは
ニュージーランドとイギリスだけです。
しかも、デフレ下の事例ではないので
それをそのまま範とするには支障があるものでした。
それでも、政策関係者はデフレ脱却に向けて
そこから多くを学び取ろうとしました。

いつかまた同じようにデフレに陥った国家が
今回の五年に及ぶ日銀の財産から
何かを得ることができると良いですね。

また日本だったら大変ですけども。
【経済全般】 | 07:00 AM | comments (x) | trackback (x) |